児玉 香菜絵
認知・情動脳科学専攻 (卒業生)
認知・情動脳科学専攻 (卒業生)
上記の専攻・分野を選んだ理由を教えてください
私は、柔道整復師を取得し、現場をみると、治療をすればよくなるけどなぜよくなるのかはよくわからないけどよくなるからよい…と治療されていました。私はその状態で患者さんを診ることに不安を感じ、身体でなにが起こっているのかを理解したいと思いました。 そこで痛みは脳が密接に関わっていることを知り、痛み、さらには治療による鎮痛効果の根拠がわかるかもしれないとこの分野に興味をもちました。
現在のお仕事について教えてください
整復師を養成するための大学の教員をします。
大学院時代の研究について教えてください
慢性腰痛患者に対して、筋骨格系疼痛の原因部位とされるトリガーポイント(いわゆる筋のコリ)に圧迫を行った際の中枢性鎮痛作用メカニズムの解明を目的に研究してきました。
大学院や研究生活で得たもので、現在の仕事や生活に活かされていること、あるいは役立っていることはありますか?
色々得たものはありますが一番活かされていると感じるのは以前より物事を論理的に考えることができるようになってきたことです。
印象に残っている思い出を教えてください
色々思い出はありますが、はじめて学会発表をしたり今までやってきた成果を発表できた、というのは嬉しかったことを覚えています。
今後の考えているキャリアや、描いている夢を教えてください
私も教員として学生さんを育てるという立場になり、今まで先生方に支えていただけたように学生さんたちと接することができるように努力したいと思っています。
進学を考えられる学生さんにメッセージをください
全然違う環境に飛び込むのはとても怖くて不安でしたが、学生仲間や先生方が優しい方が多く楽しい学生生活を過ごすことができました。 辛いことも楽しいこともあると思いますがとりあえず飛び込んでみるとなにかみえるんじゃないかなと思っています。