認知・情動脳科学専攻 博士 (医学)
博士(医学)の学位論文については,生命融合科学教育部長が,医学薬学教育部教授会博士課程部会(医学系)に協力を依頼し,医学系学位論文審査取扱内規に準じて審査を行う。
(審査体制)
1.予備論文審査委員の構成
①4人又は5人により構成する。ただし,指導教員又は紹介教員を加えない。
内訳は次のとおり。
・指導教員又は紹介教員が推薦する2人
・医学教務委員会が推薦する2人又は3人
②医学薬学教育部長が必要があると認めたときは,次の教員等を加えることができる。
・他の大学の大学院又は研究所等の教員等
・提出論文の内容に応じた関連分野担当の准教授(2人以内に限る。)
③予備審査委員長は,医学教務委員会において推薦する。
2.論文審査委員の構成
①原則として予備論文審査委員から3人又は4人を選出する。ただし,指導教員又は紹介教員を加えない。
②医学薬学教育部長が必要があると認めたときは,他の大学の大学院又は研究所等の教員等を加えることができる。
3.予備審査委員及び論文審査委員として選出しない場合
①学位論文の基礎となる論文の共著者である場合。
②医学薬学教育部長が学位申請者と利益相反がある者又は利益相反があるように見える者と認める場合。
(審査方法)
1.博士の学位論文の審査を申請する。
2.学位論文受理後,公開による論文の発表の場において,予備論文審査委員による論文内容の審査(以下「予備審査」という。)を行う。
3.予備審査終了後,論文審査委員による学位論文審査及び学位論文に関連する事項について試験を行う。
4.論文博士の場合は上記に加え,論文審査委員による学位論文に関連する分野の専門科目について学力の確認を行う。
(評価項目)
1.研究内容が,医学に関する新規性,学術的重要性,臨床的発展性をもつものであること。
2.公開予備審査における発表内容が,学位申請者の研究の企画力および推進能力,研究成果の論理 的説明能力,当該および関連分野の高度で幅広い専門的知識,倫理性を示すものであること。
(評価基準)
上記の評価項目すべてについて博士学位論文として水準に達しており,かつ,学位論文審査及び試験の合格(論文博士の場合は加えて学力の確認結果が可以上であること)をもって博士の学位論文として合格とする。
生体情報システム科学専攻 / 先端ナノ・バイオ科学専攻 博士 (薬科学)
博士(薬科学)の学位論文については,生命融合科学教育部長が,医学薬学教育部教授会博士課程部会(薬学系)に協力を依頼し,薬学系学位論文審査取扱内規に準じて審査を行う。
(審査体制)
1.論文審査委員は3人以上により構成する。ただし,うち1人は原則として指導教員又は紹介教員とする。
・主査は,指導教員及び協力研究室教員を除き選出するものとする。
・副査は,2人を選出するものとし,少なくとも指導教員及び協力研究室教員を1人以上含むものとする。
2.医学薬学教育部長が必要と認めるときは,他の大学の大学院又は研究所等の教員等を論文審査委員とすることができる。
(審査方法)
1.指導教員又は紹介教員の許可を得て,研究業績発表会(以下「発表会」という。)の申込みを行う。
2.発表会開催の可否を決定する。
3.論文審査に先立ち,発表会において発表を行う。
4.発表会終了後,学位論文提出の可否を決定する。
5.博士の学位論文の審査を申請する。
6.学位論文受理後,論文審査委員による学位論文審査及び試験を行う。
7.論文博士の場合は上記に加え,論文審査委員による学力の確認を行う。
(評価項目)
1.法令・研究倫理の遵守 ・研究の内容は,研究倫理や関連する法令を遵守していること
・必要に応じ,関連する委員会の承認を得ていること
2.論文の体裁 ・題目が内容を適切に説明していること
・明快で論理的な構成がとられていること
・関連の先行研究を適切に引用していること
3.研究目的 ・薬科学領域あるいは関連領域における研究の背景と目的が記述されていること
4.研究方法 ・目的に沿った方法であること
・研究結果を再現できるだけの具体的な情報を含んでいること
5.研究成果
・新規性
・独創性があること
・結果が明確に記述されていること
・得られた結果に基づいて,整合性・説得性のある結論が導かれていること
・学術的または社会的な意義を有すること
(評価基準)
上記の評価項目すべてについて博士学位論文として水準に達しており,かつ,学位論文審査及び試験の合格(論文博士の場合は加えて学力の確認結果が可以上であること)をもって博士の学位論文として合格とする。
生体情報システム科学専攻 / 先端ナノ・バイオ科学専攻 博士 (理学) / 博士 (工学)
(審査体制)
1.論文審査委員は,研究指導担当教員のうちから主指導教員又は紹介教員を含む3人以上により構成する。
・主査は,主指導教員以外の委員のうちから選出するものとする。
・委員は,教授を2人以上含むものとする、
・必要があるときは,他の教育部(研究科)又は他の大学院若しくは研究所等の教員等から2人以内を加えることができる。
(審査方法)
学位論文を受理する前に予備審査を行い、学位論文提出の可否を決定する。 審査委員会では、論文審査及び最終試験を行う。 論文博士の場合は上記のほかに,論文審査委員による学位論文に関連する分野の専門科目及び外国語(英語)について学力の確認を行う。
(評価項目)
1)研究内容が,理学または工学に関する新規性,独創性をもつものであること。
2)結果が明確に記述されており,深い洞察力に基づいた完結性をもつものであること。
(評価基準)
上記の評価項目について博士学位論文として水準に達しており,かつ,学位論文審査及び最終試験の合格(論文博士の場合は加えて学力の確認に合格していること)をもって博士の学位論文として合格とする。